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マウスピース装着中に感じる“喉の渇き”が臭いのサイン?乾燥対策と潤い習慣を見直そう

マウスピース矯正を続けている中で、「なんとなく喉が渇くようになった」「口の中が乾燥して不快」「朝起きたときの口臭が気になる」??そんな違和感を覚えたことはありませんか?
実はその“乾き”こそが、口臭のサインである可能性があります。唾液の分泌が減ると、口内の自浄作用が弱まり、菌の繁殖や臭いの発生を引き起こしやすくなります。とくにマウスピース矯正中は、口腔内が密閉状態になるため、乾燥の影響が出やすいのです。
本記事では、マウスピース装着時の“喉の渇き”と口臭との関係を解説しながら、今日からできる潤い対策と乾燥に負けないケア習慣について丁寧にご紹介します。

口腔内の乾燥が招く悪循環とは?
口の中が乾くと「ただ不快なだけ」と思われがちですが、実はそれが引き金となってさまざまなトラブルが起こる可能性があります。
まず、口内の乾燥は唾液の分泌量が減少している状態を示しています。唾液には、食べかすや細菌を洗い流し、虫歯や歯周病を防ぐ「自浄作用」や「抗菌作用」があるため、この機能が低下すると細菌が急速に繁殖します。
細菌が増えると、マウスピース内部に臭いの元となるガス(VSC:揮発性硫黄化合物)が蓄積され、口臭を強く感じやすくなります。さらに乾燥状態では、粘膜が荒れて炎症や痛みが起こるリスクも。これらが重なることで、口臭だけでなく口内環境全体の悪化を招く悪循環に陥ってしまうのです。

マウスピースが乾燥を招きやすい理由
マウスピース矯正は、歯にぴったりとフィットする透明な装置を長時間装着する治療法です。この装着状態が、口腔内を密閉し、空気の流れや舌の動きを制限してしまうため、唾液の分泌が抑えられやすくなります。
特に就寝中や会話の少ないデスクワーク中など、もともと唾液が少なくなる時間帯に装着していると、さらに乾燥が進みやすくなります。また、装置自体が異物感を引き起こし、無意識のうちに口呼吸になってしまう方もおり、これも乾燥の大きな原因となります。
つまり、マウスピースを装着する生活スタイルには“乾きやすい環境”が自然と整ってしまっているのです。

喉の渇きは「臭いのサイン」かもしれない
「最近やけに喉が渇く」「口の中がネバつく」「朝起きたときに口が苦い感じがする」といった感覚は、口腔内が乾燥し、唾液の機能が低下しているサインです。
このような状態が続くと、臭いが強くなるばかりでなく、舌苔(舌にたまった白い汚れ)や口内炎の発生、歯石の付着など、さまざまな衛生トラブルにつながります。
マウスピースを清潔に保っていても、体の内側からの乾きが原因で臭いが発生することもあるため、“渇き”を感じたら、その時点でしっかりと対応することが大切です。

潤い習慣で快適なマウスピースライフへ
乾燥対策として最も基本的で効果的なのが「こまめな水分補給」です。ただし、のどが渇いてから水を飲むのでは遅く、意識的に一定間隔で口を潤すことが重要です。特に起床時・食後・仕事の合間・就寝前など、唾液が減少しやすいタイミングで水を飲むことで、口腔内の潤いを保ちやすくなります。
また、ガムを噛むことも唾液分泌を促す効果があり、無糖タイプのキシリトールガムは虫歯予防にも役立ちます。会話をする時間を意識的に増やしたり、表情筋を動かす簡単なエクササイズを取り入れたりするのも、自然な唾液分泌を促進するうえで有効です。
就寝前には口腔内のケアを丁寧に行い、保湿ジェルやうるおいスプレーなどの専用アイテムを活用するのもおすすめです。加湿器を使用して室内の湿度を保つ工夫も、寝ている間の乾燥対策として有効でしょう。

喉の渇きに気づいたら、すぐに見直そう
マウスピースを快適に使い続けるためには、“臭い”の原因を根本から断ち切る意識が欠かせません。そしてそのサインとして現れやすいのが「喉の渇き」や「口の乾き」です。
この小さな変化に早めに気づき、日々のケアや潤い習慣を見直すことが、口臭予防だけでなく、歯や歯ぐき、全身の健康維持にもつながります。
「いつも通りだから大丈夫」と思わずに、乾きに敏感になり、自分自身の口腔内と丁寧に向き合っていきましょう。